清津峡トンネル 必見5つのアート作品

清津峡渓谷トンネルのパノラマステーション 光の洞窟観光

話題の清津峡渓谷トンネルは「大地の芸術祭」アート作品の1つでした。

ここ妻有(つまり)地域一帯は芸術祭の舞台になっており、様々な現代アーティストの作品が展示されています。SNSなどでよくみる ” あの話題のトンネルの絶景風景” も2018年の大地の芸術祭で制作された芸術作品「ライトケープ(光の洞窟)」です。

清津峡渓谷トンネルはどんな所

清津峡は黒部峡谷・大杉谷とともに日本3大峡谷の一つとして
昭和16年4月に名勝・天然記念物に指定され、今はトンネルからでしか清津峡の大渓谷を見ることはできないようです。

見ずらいでしょうが、こちらのパネルでトンネルの概要がわかると思います。
清津峡渓谷トンネルの概要パネル

トンネルの見どころ

ここの作品は全長750mのトンネルを潜水艦に見立て、「木 、土、 金属、 火、 水」のパートに分けた空間を演出しています。

アーティスティックな雰囲気が日常にない異空間を感じさせます。

パノラマステーション「水の空間」

トンネルの先にある話題の絶景スポットです。

ステンレスで覆われた壁面と床の水面に渓谷の風景と光が反射して、幻想的な景観を創りだしています。
壁面側は水深は浅く歩けますので、靴のまま、又は裸足(とても冷たいです)で先へ進むことができます。

トンネル通路 「土の道」

トンネルに入りしばらく進むと、数種の異なる光でトンネル内を彩ります。


第二見晴所 「金属」見えない泡

トンネルを先へ進んでいくと、横に伸びた通路から渓谷の景観を眺めることができるのですが、2つ目の通路 “第二見晴所” に周囲の風景を反射させる丸い形をした作品があります。
これトイレなんです。しっかりと使用できるトイレです。

清津峡渓谷トンネルのアートトイレ
2021年4月より作品が変更されました。
トイレの中から外の景色が透けて観えるんです。是非中に入って体験してください。

第三見晴所 「火の空間」しずく

そして3つ目の見晴所
パンフレットには「日が落ちると、鏡の背面から火のような赤いライトが徐々に空間を覆っていく」とあります。観てみたいですね〜。



次は作品ではなく、清津峡渓谷を眺めてください。第一見晴所からは、マグマが冷えて固まる際に収縮して四〜六角形の柱状の岩になった「柱状節理(ちょうじょうせつり)」を間近に見ることができます。

エントランス施設 「木の空間」潜望鏡

トンネルを出たら手前にある建物へ行きましょう。1階はカフェですが作品は2階にある足湯です。

少しわかりにくいですが1階奥に階段があり、靴を脱いで上がります。足湯(営業時間8:30~16:30)です。

温泉水に足をつけ頭上を見上げると、天井の頂上部分から外の空間が覗け、そこから差し込む光の通路が心を落ち着かせるような気持ちにさせてくれます。タオルは持参しましょう。

こちらは作品を手懸けた建築事務所「MAD」のサイトです。英語表記ですがこちらのサイトでも映像を見ることができます。

他の見どころ「越後妻有 2022大地の芸術祭」

3年に一度開催されている世界最大級の国際芸術祭で、2000年に「越後妻有アートトリエンナーレ2000」を開催し、2018年開催からはアジアへ拡がり、海外からのサポーターや来場者が増加し、次回開催は2021年予定です。 1年延期して2022年4月29日より11月13日の期間で開催されています。

2018年は約54万人の来場者数を記録し、農業を通して大地とかかわってきた「里山」の暮らしが今も豊かに残っている地域(新潟県の越後妻有地域)で、1年を通して自然の中に作品が展示されています。

大地の芸術祭の開催エリアは広大な6つのエリア「松代エリア・川西エリア・十日町エリア・松之山エリア・津南エリア・中里エリア」に国内・海外アーティストの作品約200点が展示されていて、通年を通して見ることのできる作品も多いです。

大地の芸術祭コンセルトの1つ「アートを道しるべに里山を巡る旅」にあるように、およそ200の集落に作品を散在点在された世界のアーティストが手がけた自然を大きく活用した野外彫刻作品や、廃校や空家、トンネルを丸ごと活用した作品など、地域を切り拓いて生まれた作品が約200点常設展示されています。

公式紹介サイト
作品を探すなら

清津峡トンネル営業時間・料金(2023年2月時点)

入坑料金 : 大人  1,000円    小中学生 400円    

開坑時間 : 8:30~17:00 (最終入坑 16:30)

※2023年2月28日までは8:00〜16:00(最終入坑15:30)

エントランス施設営業時間 8:30~16:30  2階足湯 無料

アクセス

近くにバス停もありますが、パンフレットによると徒歩で30分かかるようです。
遠方から来る場合にはこちらのサイトで十日町駅までのルートを検索し、「大地の芸術祭」の他のアート作品も観賞することをオススメします。また、この地域は棚田も多いですよ。
清津峡トンネル管理事務所公式サイト

はじめての方 こちらのサイトに詳しいアクセス方法や混雑状況をのせています。
https://web-various.com/2020/11/24/kiyotsu-gorge-2/

繁忙期の入坑混雑を解消するために「事前予約制」へ変更

待ち時間の緩和とより快適な観賞環境をご提供するために、繁忙期に限り、1日の入坑時間に区分を設けた「事前予約購入制による入坑制限」を行うと公式サイトにて発表されています。
チケット購入は、「公式サイトからのWEB購入」と「セブンイレブンのマルチコピー機からの購入」の2通りあります。

2022年の事前予約購入制・対象期間
  • GW期間
  • 7月30日(土)〜8月21日(日)
  • 10月29日(土)〜11月6日(日)
私は2020年に初めて行きましたが、トンネルへ入って暫く進むと長い行列ができていて、あの絶景が見えるまで長い時間待たなければならない状況でした。
トンネル内ですので景色が観えるわけでもなく退屈しましたし、事前に入る時間帯を予約することで人数を制限して、待つ時間が少しでも短くなるなら致し方ないと感じます

詳しい情報と、上記対象期間のチケットWEB購入は以下のサイトを御覧ください。
日本三大峡谷 清津峡|新潟県十日町市
新潟県十日町市の日本三大渓谷「清津峡」。雄大な柱状節理の岩肌とエメラルドグリーンの清流が、訪れる人々に深い感動を与えます。渓谷美を間近で堪能できる「清津峡峡谷トンネル」も是非ご利用下さい。

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